2016.10.11
筋肉を鍛えても「凝り」や「痛み」はなくならない ②
大切なのは筋肉のバランス
多くの人は、肩こりって肩の筋肉が固まって起きると感じていると思います。
解剖学的にいえば、首から肩の裏側にある僧帽筋という筋肉。
その部分に凝りや痛みを感じるので、私たちは首や肩の裏側をもむわけです。
マッサージや鍼灸でも、施術するのは首や肩の裏側が多いですよね?
でも、よく考えてみてください!
現代人の日常生活や仕事は、パソコン・スマフォ、ほとんど前かがみの姿勢になっていて
それが肩凝りや痛みの原因になっていることは、みなさんも感じていますよね?
ところが、凝っている僧帽筋は首や肩の裏側にありますから、前かがみの姿勢では伸びています。
ん??
縮こまって固まっているのではなく、伸びている筋肉がこっている??
つまり、肩凝りや痛みは、単なる筋肉の縮こまりだけで起きるのではないということ。
前後の筋肉のバランスが問題なのです。
バランスが崩れるために、凝りや痛みが発生するのです。
筋肉というのは裏表の引っ張り合いで働きます。つまり、
一方の筋肉が縮めば、もう一方が緩むという関係。
収縮して力を発揮した筋肉は、自分では元の状態に戻ることができません。
例えば、腕の力こぶをつくる上腕二頭筋という名前の筋肉があります。
これが収縮して縮んだ時、筋肉が膨隆してあの力こぶができるのですが、
その収縮した上腕二頭筋は自ら元の状態に戻ることができません。
どうするかというと、その裏側にある上腕三頭筋という、いわゆる「二の腕」の筋肉が収縮することによって元の状態に戻ります。
つまり、裏表の関係で、どちらか一方が縮めば、他方は緩みます。
ある仕事をする際に縮む側の筋肉⇒主動筋
その裏側の筋肉⇒拮抗筋
基本的には筋肉はほぼすべてこの関係で動きます。
そうやって、裏表の関係で曲がった手足は元の位置に戻るのですが
その使用頻度や強度が高くなってくると、少しずつ疲労が蓄積され、完全に元の状態に戻り切らず、縮んだままになっていきます。
首や肩の筋肉もこれと同じ関係になっていて。
首や肩の裏側にある僧帽筋 ⇔ 前側にある大胸筋という筋肉 主動筋 ⇔ 拮抗筋 の関係
この裏表のバランスが取れている状態が理想であり、両者のバランスが保たれていれば運動能力の低下は防げますし、凝りや痛みも防くことができます。
ところが、前かがみの日常生活が続くと、
前側にある大胸筋が縮んだまま、裏側にある僧帽筋は伸びたままの状態が続きます。
大胸筋は縮こまっている 僧帽筋はもとに戻ろうとし、張力がかかり続け
裏と表でどちらも力が入っているから凝るのです。
そうした状況に対して、裏側の僧帽筋だけを対象にマッサージしたり、ストレッチをかけたりしても、バランスが整いません。
整えようとするならば、表側も対象にしなければいけないのです。
少し難しいお話になりましたが、バランスについて少しお分かりいただけたでしょうか?
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